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【沖縄の医療法人M&A】クリニック売却・事業承継の「適正相場」と税金対策|後継者不在でも地域医療を守る「第三者譲渡」の全手順

沖縄県内でクリニックや病院を経営する理事長先生の中には、「後継者がいない」「引退後の地域医療をどう守るか」という切実な悩みを抱えている方が少なくありません。

近年、親族承継に代わって増加しているのが「第三者譲渡(M&A)」です。これは単なる「売却」ではなく、地域医療を次世代へバトンタッチする前向きな選択肢です。

この記事では、沖縄の医療法人M&Aにおける「適正相場」の考え方や、手元に資金を残すための「税金対策」、そして具体的な進め方を解説します。

沖縄でも増える「医療法人のM&A・第三者譲渡」とは?

かつては親族が跡を継ぐことが一般的でしたが、医師不足や子供の職業選択の多様化により、親族内承継が難しくなっています。
そこで注目されているのがM&A(第三者への譲渡)です。廃業(解散)する場合と比較して、以下のようなメリットがあります。

  • 地域医療の継続:患者様やスタッフをそのまま引き継ぐことができます。
  • 創業者利益の確保:長年の経営努力を「退職金」や「出資持分の譲渡対価」として受け取れます。
  • 解散コストの回避:廃業に伴う解雇手続きや設備処分費が不要になります。

クリニック売却の「適正相場」はどう決まる?

最も気になるのは「自分のクリニックはいくらで評価されるのか」という点でしょう。
医療法人の譲渡価格は、一般的に以下の計算式を目安に算出されます。

譲渡価格の目安 = 時価純資産 + 営業権(のれん代)

1. 時価純資産

法人が保有する資産(不動産、医療機器、現預金など)から負債を引いた額を、現在の価値(時価)で評価し直したものです。

2. 営業権(のれん代)

クリニックの収益力やブランド力、患者基盤などの「目に見えない価値」です。
一般的には「修正実質利益(役員報酬等を調整した利益)の2〜5年分」が相場と言われています。
※沖縄県内の場合、立地や診療科、競合状況によってこの倍率は変動します。

手元に資金を残すための「税金対策」

M&Aで得た資金にかかる税金を適正化することも重要です。医療法人の種類によって対策は異なります。

出資持分のある医療法人(平成19年3月以前に設立)

出資持分を譲渡した場合、その譲渡益に対して約20%の分離課税(個人の場合)が適用されます。
また、多額の内部留保がある場合は、「退職金」として受け取ることで、税負担を軽減できるケースがあります。退職所得は税制優遇が大きいため、譲渡対価と退職金のバランスを調整することがカギとなります。

出資持分のない医療法人(基金拠出型など)

持分の売買ができないため、理事長や役員の交代と合わせて「役員退職金」を支給する形で金銭を受け取るスキームが一般的です。

【全手順】相談から譲渡完了までのロードマップ

医療法人のM&Aは、通常の企業とは異なる手続きが必要です。一般的な流れは以下の通りです。

  1. 事前準備・相場算定:財務内容を整理し、簡易的な評価額を算出します。
  2. マッチング:買い手候補(県内外のドクターや医療法人)を探します。
  3. トップ面談・基本合意:双方の理念や条件をすり合わせ、基本合意書を締結します。
  4. 買収監査(デューデリジェンス):買い手側による詳細な調査(財務、法務、人事など)を受けます。
  5. 最終契約・行政手続き:最終譲渡契約を結び、沖縄県知事への届出など認可手続きを行います。
  6. クロージング(決済・引渡し):代金の決済と経営権の移転を行います。

【事例】那覇市の内科クリニックのケース

状況:
院長(68歳)は体力の衰えを感じていたが、子供は県外で勤務医をしており承継の意思なし。「廃業しかないか」と悩んでいた。

解決策:
当事務所のネットワークで、沖縄での開業を希望していた40代の勤務医とマッチング。
「出資持分の譲渡」と「退職金支給」を組み合わせたスキームを提案し、院長の手取り額を最大化しつつ、スタッフ全員の雇用継続を条件に譲渡が成立しました。

結果:
地域のかかりつけ医としてクリニックは存続。前院長は「患者さんを路頭に迷わせずに済んで本当に良かった」と安堵されています。

相談から解決までの流れ

1. 個別相談(秘密厳守)

まずは現状のお悩みをお聞かせください。秘密保持契約を締結の上、決算書などを拝見します。

2. 簡易株価算定・提案

貴院の適正な評価額(相場)を算出し、最適な承継スキームをご提案します。

3. 候補者探索・交渉支援

買い手候補の選定から条件交渉まで、専門家が間に入り調整します。

4. 契約・クロージング

複雑な契約書の作成や行政手続き、税務申告までトータルでサポートします。

アクセス情報・事務所案内

税理士法人 袖野会計 沖縄オフィス

所在地:〒904-0116 沖縄県中頭郡北谷町北谷二丁目14番地3・305号
営業時間:平日 9:00〜18:00
電話番号:098-979-7221(那覇オフィスと共通)

税理士法人 袖野会計 那覇オフィス

所在地:〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目1-1 パレット久茂地9階
営業時間:平日 9:00〜18:00
電話番号:098-979-7221(沖縄オフィスと共通)

まとめ:地域医療を守るための「英断」をサポートします

医療法人の事業承継は、税務・法務・医療法が絡み合う複雑な手続きです。
袖野会計では、沖縄の地域医療事情に精通した専門チームが、理事長先生の想いに寄り添い、円滑なバトンタッチを支援いたします。まずは一度、将来についてお話ししませんか?

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