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【沖縄のホテル・民泊経営者様へ】追い風を利益に変えるDX化

「インバウンドの追い風で、予約はひっきりなし。でも、なぜか利益が思うように残らない…」

美しい海と独自の文化に惹かれ、国内外から多くの観光客が訪れる沖縄。ホテルや民泊を経営されている皆様は、この活況を肌で感じ、多忙な毎日を送られていることと存じます。

しかし、その一方で、これまでとは違う種類の”焦り”や”課題”を感じてはいないでしょうか?

  • 😫「複数の予約サイトの管理が複雑で、ダブルブッキングが怖い…
  • 🤔「どの予約サイトからの売上が一番多いのか手数料を引いた本当の利益はいくらなのか、実はよく分かっていない…」
  • 👨‍💼「人手不足で、お客様対応に追われ、請求書処理や経理が後回しになっている…」
  • 💸「売上は上がっているはずなのに、なぜか会社の預金通帳にお金が残らない…」

もし一つでも当てはまるなら、あなたは今、多くの宿泊業経営者が直面する「成長の限界」のサインを見過ごしているかもしれません。

この記事では、難しい会計の話ではなく、その「忙しいのに儲からない」というモヤモヤの正体を解き明かし、現在の追い風を”本物の利益”として会社に確実に残すための、未来志向のバックオフィスDX化について、具体的なロードマップを沖縄の経営環境を熟知した税理士が解説します。

なぜ、今のやり方では「成長の限界」が訪れるのか?

悩んでいる様子

インバウンド需要がなかった数年前と同じやり方では、今の活況は乗り切れません。事業の成長スピードに、会社の管理体制が追いついていないのです。このズレが、見えないコスト増や機会損失を生み、利益を圧迫する最大の原因となっています。

昔のやり方今の課題
予約管理電話やFAX、特定の予約サイトのみ複数のOTA、サイトコントローラーが必須で管理が複雑化
売上・利益比較的安定季節やイベントで大きく変動、OTAごとの手数料もバラバラ
経理業務手作業でもなんとか対応可能膨大な取引量、複雑な手数料計算で経理がパンク寸前
経営判断経験と勘でなんとかなったデータに基づいた迅速な意思決定が不可欠

これまでの「気合と根性」で乗り切るステージは終わりです。今こそ、仕組みで会社を成長させる「バックオフィス改革」が不可欠なのです。

DXで目指す未来:あなたのホテル・民泊はここまで変わる!

沖縄

経理DX化は、単にツールを導入することではありません。その目的は、以下の状態を実現し、会社を次の成長ステージへと押し上げることです。

  • 📊【経営のリアルタイム化】:いつでもどこでも、会社の最新の財務状況をスマホで把握できる。これにより、日々の経営判断の精度とスピードが格段に向上します。
  • 🤝【業務の自動化・標準化】:「その人でなければできない仕事」をなくし、会社から手作業を撲滅する。社長や従業員が、より付加価値の高いおもてなしやサービス改善に集中できる環境を創出します。
  • 📈【データの経営活用】:データに基づいた未来の戦略を立て、社長が「未来を創る仕事」に集中できる。勘や経験だけに頼らない、客観的な根拠に基づいた経営を実現します。

【完全版】追い風を利益に変える!未来志向DXロードマップ

プラン

さあ、ここからが本題です。沖縄のホテル・民泊経営者が「成長の限界」を突破するための具体的なロードマップを、3つのフェーズに分けて解説します。

Phase 1️⃣:予約から会計まで「金の流れ」を全自動で繋ぐ

目的:全ての予約・売上・経費の情報を一元管理するデータハブの構築。

DX化の全ての土台は、バラバラになっている情報を一つに繋ぐことから始まります。このフェーズを完了させることで、日々の手作業から解放され、経営の意思決定に必要な正確なデータを手に入れることができます。

アクション:

  1. PMS(宿泊管理システム)とサイトコントローラーを連携させる。 これにより、複数のOTA(Online Travel Agent)からの予約情報を一元管理し、人的ミスによるダブルブッキングを完全に防ぎます。機会損失をなくし、顧客満足度を向上させるための第一歩です。
  2. freeeやマネーフォワードクラウドなどのクラウド会計ソフトを導入する。 これが、貴社の新しい「経理の心臓部」となります。従来のインストール型ソフトとは異なり、いつでもどこでもアクセスでき、常に最新の機能を利用できます。
  3. PMS/サイトコントローラーとクラウド会計をAPI連携させる。 これが最も重要です。これにより、予約サイトからの売上データが、毎日自動で会計ソフトに記録されるようになります。手作業での売上計上はもう必要ありません。
  4. 沖縄銀行、琉球銀行などの法人口座や、クレジットカードを全て連携させる。 リネン代や水道光熱費、OTAへの手数料支払いなどの経費も自動で取り込まれ、入出金明細の手入力は不要になります。

このフェーズが完了すると、日々の売上や経費が自動で会計データ化される仕組みが完成。経理担当者や社長が手作業で行っていた入力業務は、ほぼゼロになります。

Phase 2️⃣:データを「経営の武器」に変える

目的:蓄積されたデータを分析し、利益を最大化する戦略を立てる。

データが自動で集まるようになったら、次はそのデータを分析し、「儲かる仕組み」を作ります。データは、ただ眺めるだけでは意味がありません。行動を変えるための「武器」として活用します。

アクション:

  • OTAごとの収益性分析: どの予約サイトからの予約が、手数料を差し引いた後で最も利益率が高いのかを正確に把握します。例えば、「Aサイトは集客力は高いが手数料も高く、Bサイトは集客力は劣るが利益率は高い」といった事実が分かれば、利益率の高いサイトへの送客を強化する、といった戦略的な判断が可能になります。
  • 稼働率と客室単価(ADR)の最適化: 過去のデータから、曜日別・シーズン別の最適な価格設定を導き出します。勘に頼るのではなく、「去年のこの時期は、この価格で稼働率が80%だったから、今年は少し強気に設定しよう」といったデータに基づいた価格戦略(ダイナミックプライシング)で、売上を最大化します。
  • リピーター分析: どの顧客がリピートしてくれているのかを分析し、「リピーター向けの特別な割引プランを提供する」「お礼のメールを送る」など、優良顧客の育成に繋げます。新規顧客の獲得コストは、リピーター維持コストの5倍かかるとも言われています。

Phase 3️⃣:「未来予測」で、攻めの経営を実現する

目的:過去の処理のためではなく、未来の判断のために会計を使う。

このフェーズに到達して初めて、あなたは日々の業務に追われる「現場監督」から、未来を創る「戦略家」へと進化します。

アクション:

  • 未来の資金繰り予測: 3ヶ月〜半年先の予約状況と過去の経費データから、未来のキャッシュフローを高い精度で予測します。これにより、「来月のOTAへの支払いは大丈夫か」「納税資金は足りるか」といった漠然とした不安から解放され、精神的な余裕が生まれます。
  • 最適な人員配置と採用計画: 繁忙期を事前に予測し、パート・アルバイトの採用計画を早期に立てることで、人手不足の問題に先手を打ちます。急な募集で採用コストが高騰するリスクを避けられます。
  • 戦略的な設備投資: 利益予測に基づき、「いつ、いくらまでなら客室のリニューアルや設備投資に回せるか」という的確な判断が可能になります。金融機関への融資相談の際にも、この予測データが強力な説得材料となります。

「税理士」は、あなたの会社のDX化ナビゲーターです

袖野会計のWebサイト

「ロードマップは分かった。でも、これを自社だけで進めるのは無理だ…」

そう思われるのも当然です。PMSの選定、クラウド会計の導入設定、各種システムの連携、社内ルールの構築など、やるべきことは山積みです。

だからこそ、私たち税理士法人袖野会計沖縄オフィスのような、クラウド会計と宿泊業のDX化に強い税理士をパートナーに選んでください。

私たちは、単なる記帳代行や税務申告を行うだけではありません。 お客様のビジョンと現状を深く理解し、このロードマップのフェーズ1からフェーズ3まで、ナビゲーターとして伴走します。特に、マネーフォワードクラウドの最高ランク『プラチナメンバー』として、その導入と活用においては沖縄県内でもトップクラスの実績と自負しております。

追い風を本気で利益に変えたい社長様へ

貴社の現在の経理・予約管理の状況をヒアリングし、DX化によってどのように経営が改善されるか、具体的な診断とアドバイスを無料で行います。

無料診断で分かること

✅ 貴社のバックオフィス業務の課題点とボトルネック診断

✅ 貴社に最適なPMS・クラウド会計の連携プランのご提案

✅ DX化によって削減できる、具体的な時間とコストのシミュレーション

無理な勧誘は一切ありません。会社の利益体質を強化する第一歩として、お気軽にご活用ください。

お問い合わせフォーム

お電話:098-979-7221

あなたの会社の輝かしい未来を、共に創り上げる日を心よりお待ちしております。

この記事を執筆・監修した専門家

この記事は、税理士法人袖野会計沖縄オフィスの以下の税理士が、宿泊業の経営実態とクラウド会計に関する専門的知見に基づき、責任を持って執筆・監修いたしました。

執筆・監修:袖野 弘毅(そでの こうき)
税理士法人袖野会計 沖縄オフィス所長 / 税理士

祖父の代から続く税理士の家系に生まれ、3代目税理士として親族内承継の当事者。その経験から事業承継の専門家を志し、TOMAコンサルタンツグループ株式会社にて日本全国の事業承継・組織再編コンサルティングに従事。その後、創業者の想いを理解するため、縁もゆかりもなかった沖縄にて2度の税理士法人拠点立ち上げを経験。創業者と後継者、両者の気持ちを深く理解する稀有な専門家として、円滑な事業承継の実現を支援している。

野田洋平

監修:野田 洋平(のだ ようへい)
税理士法人袖野会計 沖縄オフィス共同代表 / 公認会計士・税理士

慶應義塾大学在学中に公認会計士試験に合格。卒業後、有限責任監査法人トーマツにて東証プライム上場企業等の監査業務に従事。その後、TOMAコンサルタンツグループ株式会社、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社にて、中小企業のM&Aアドバイザリー業務、財務デューデリジェンス業務、事業承継支援など、多岐にわたる分野で中小企業を支援。監査法人とコンサルティング会社で培った高度な専門知識とノウハウを基に、会計税務顧問からM&A、事業計画策定支援まで、幅広いコンサルティング業務を提供している。

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